革製品を見ると思い出すようになった
モロッコのブルーゲートという迷宮都市に行ったときのことです。その名の通り、入ったら出られないかと思うほどの路地。めちゃくちゃ面白い!

モロッコといえば革製品。皮なめし工場を見学しました。何人か声を掛けて来るのですが、全員怪しい(笑)フランス語なので何を言っているのか解りませんが、ニュアンスで皮なめし工場を見ていくか?という感じでした。覚悟を決め、声を掛けてきた男性に着いていくと・・・

「ここから先は臭いから、これを手に持って行け」とのことで、ミントの葉っぱをもらいました。そして先に進むと・・・うっ・・・!!!!!今まで嗅いだことのない強烈な死臭。なるほど、ミントの葉っぱの匂いで死臭から逃れられます。これがなかったら吐くところでした。

まず目に飛び込んできたのは牛の毛皮。毛を溶かして抜くためにビショビショに薬品を塗って積み上げられていました。オェッ・・!!!

地面にはいくつかの水槽があり、そこにも毛皮が浸かっています。建物のあちこちには洗濯物のように滑した皮が干してあります。


手すりにはまだ皮下脂肪が付いた皮がボロンとかけてありました。羊です。


なめした皮は色を付けて天日干しです。


ここに行った当時はまだ家に愛犬が生きていたので、毛皮を見ながらペットのことを考えていました。ペットは愛されて最後まで幸せな命をまっとうしますが、皮になる牛や羊たちは幸せだったんだろうか・・・屠られて当然葬儀なんかもしてもらえず。
肉牛専門の獣医に話を聞いたことがあるのですが、動物福祉という概念があるそうです。これは肉になるという最後はあるものの、それまでは大切に育てられて命の保障もあると。そういう保障と引き換えの命なんだという考え方です。
ペットとは完全に考え方は違いますが、動物とどう付き合っていくかというときに思い出したいものですね。
