大好きな人の膝の上までトコトコと歩いてコテッと逝った
ペットが亡くなるときに立ち会えるかの記事でギンというダックスフンドを紹介しましたが、そのギンが10歳くらいの頃から、私の弟が飼い始めたトイプードルがいます。名前はダン。



めちゃくちゃ「構ってちゃん」で、うちに来たらギンを追い回してギンに嫌われていました。ギンが亡くなった後、数か月ダンを弟から預かることになりました。ギンは散歩が嫌いで、冬はコタツに潜り込んで出て来ませんでした。ダンはその反対で、いつでも散歩に行きたがり、常にこちらを監視しています(笑)
散歩に行くと、軽く3kmは歩きます。一度、どこまで歩けるかとことん付き合ったことがあり、5kmほど歩きました。最後はヘトヘトになって歩けなくなったので、私が抱えて帰る始末(笑)
亡くなったギンのリードやクッションを使っていましたが、嫌がることはありませんでした。トイプードルは毛が抜けないのが良いですね。でもすぐに毛が伸びるので、目や口元がモサモサして邪魔です。そのたびにハサミで切っていました。
ダンは弟の嫁が大好きで、態度ですぐに分かりました。私に対しては、家族の中で一番下の扱い(笑)
散歩のときだけクンクンとすり寄って来るツンデレです(笑)



そんなダンも月日が経って歳を取り、とうとうオムツを付けられてしまいました。ガリガリになり、歩くのもフラフラしてやっとです。しかし、弟がうちにダンを連れて来たら、また散歩に行きたがりました。「これが最後の散歩になるかもしれない」という思いで散歩に行きました。
こんなにフラフラしていて、散歩は久しぶりなのに、どんどん歩きます。白内障であまり見えない筈なのに犬は凄いですね。結局2kmほど歩きました。散歩から帰ると満足そうにしていましたが、その2ヶ月後、老衰で亡くなりました。16歳でした。
どういう死に方をしたか聞くと、ずっと寝ていたのに、ムクリと起きてヨタヨタと歩いて弟の嫁の膝の上に乗った瞬間、頭がダランと落ちて亡くなったということです。死ぬ瞬間が自分で分かったんでしょうね。最後の力を振り絞って大好きな人の膝の上まで歩いたんです。
亡骸になったらオムツを外してやりました。最後のお別れで家族みんなが集まり、山の上にあるペット火葬場に連れて行きました。そこにはギンも眠っています。
ダンもギンも、とても幸せな犬だったと思います。


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